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「ありがとうの手紙」をラグビーW杯で歌いました。

  • いわて
  • 事務局からのお知らせ
  • 2019年10月29日

釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで9月25日、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会のフィジー対ウルグアイ戦が行われました。

10月13日の試合は、残念ながら台風接近で中止になってしまいましたが、
この日は朝から爽やかな青空が広がり、最高の天候でした。

お天気も後押しし、会場の盛り上がりは最高潮。

そして、この日試合とともにさらなる感動を届けてくれたのが、震災を経験した釜石の子どもたちでした。

スタジアムの西側スタンドを埋めた、釜石市の全小中学校14校約2200人が突如立ち上がり、歌いだしたのです。

ウルグアイ、フィジー両国の選手や約1万4千人の観客を前にアカペラで合唱。

その後、両国の国旗を振りながら、再び音源にのせて歌声をスタジアム中に響かせました。

歌った曲は「ありがとうの手紙♯Thank You From KAMAISHI」。

釜石市内の小中学校全14校の代表者で組織した「かまいし絆会議」が、震災後の経験を基に、復興支援に想いを寄せてくれた世界中の人たちや、身近な人への感謝の想いを歌詞に込めて、この曲を作りました。

歌作りは1年以上にわたって行われ、震災当時まだ幼かった子どもたちは、それぞれの記憶をたどり、復興支援のありがたみに理解を深めてきました。

そしてラグビーW杯に合わせて披露することを目標に、各校でずっと練習を重ねてきました。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/1/25/43270    (←練習の様子と歌詞全文はこちらから)

 

しかし、当初W杯組織委は運営上の都合などとして試合前後のセレモニーに合唱を盛り込まない方針でした。

県と市による釜石開催実行委は披露の場を設けるよう要望し、前日夜にようやく、復興支援の感謝を伝える旗の入場に合わせ、合唱音源を流すことが叶ったのです。

子どもたちの真っ直ぐな歌声は、会場にいたすべての人の心に響いたと思います。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/9/26/65164 (←当日の記事はこちらから)

 

ぜひ子どもたちが懸命に考えた歌詞と心のこもった歌声を聞いてみてください。

(スマイルいわて事務局 小野寺)

 

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