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スマイルレタス 収穫・配布を行いました!

  • いわて
  • 花で笑顔に
  • 2017年7月11日

一戸町のレタスを沿岸被災地に届ける「レタスアートプロジェクト」は

6日に収穫を行い、7日には新鮮なレタスを釜石市でお配りしました。

レタスは生育不良が心配されていましたが、直径30~50㎝ほどにすくすくと育ち、

サニーレタスとグリーンリーフ、そしてマリーゴールドが見事なレタスアートを描いていました。

収穫の日、梅雨に入り天気が心配されていましたが、その心配を覆す、まさかの快晴。

収穫に参加した

奥中山中3年生、盛岡みたけ支援学校奥中山校中学部、奥中山小6年生、内陸避難者の皆さん、

SAVE IWATEさん、イオンリテールさん、生産者の皆さん等 約100人は

額に汗をにじませながら、一生懸命作業をします。

レタスの収穫は3ステップ。

 

包丁でレタスを収穫し

レタスを水できれいに洗い流し

 

ひとつひとつ丁寧に箱につめます。

 

農家の皆さんの苦労を肌で感じ、おいしい野菜を食べられる幸せに感謝の気持ちが生まれます。

生産者の方々にアドバイスをもらいながら、協力して収穫を行うことができました!

 

 

翌7日、心を込めて植え、収穫したレタスは奥中山中3年生によって釜石の皆さんに

届けられました。

生徒たちはイオンタウン釜石で、自分たちの地元や学校について紹介。

大勢の買い物客が足を止めて聞き入っていました。

発表の最後には、かわいらしい創作ダンスも披露。

会場は、楽しげな笑い声と手拍子に包まれました。

 

レタスの配布は大盛況。

生徒たちは笑顔でレタスを手渡していきます。

レタスと一緒に、奥中山中、奥中山小の生徒が書いたメッセージもお届けしました。

 

 

昨年に引き続き、釜石市平田の平田第6仮設住宅団地でもレタスを配布。

生徒たちは森谷自治会長から、震災当時の様子などを聞き、

「1日でも早く元気になってほしい。レタスを食べて笑顔になってほしい」

と一軒一軒訪問しました。

高台に新しく建てた家などに移り住む住人が増え、仮設団地の規模が縮小する中、

「寂しい思いもあるが、遠くから私たちのために中学生が来てくれて、会話ができてうれしい」

と喜ぶ住民の姿も。

中には、昔奥中山に住んでいた、という人もいて、生徒たちとの会話に花が咲いていました。

 

レタスを渡す生徒たちも、受け取る人も同じように笑顔になる様子を見て、

レタスがつまった箱の中には、

定植・収穫に携わったみなさんの「思い」もつまっていて、一緒に釜石まで届いたように感じました。

 

岩手日報社 平野

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