東日本大震災から８年を迎えます。この間、岩手に暮らす私たちは、国内外の多くの方々に心を寄せていただき、歩みを重ねてきました。

震災発生当時、小学１年生だった子どもたちは、４月には高校生になります。間もなく学び舎を巣立つ釜石市鵜住居町の釜石東中の３年生の多くは、自分たちがアイデアを出し合い完成させた世界に一つしかない看板、装飾が施された「トライステーション」鵜住居駅から高校に通学します。明日のふるさとを共につくる次世代は着実に成長しています。

地域の希望である彼ら彼女らは、岩手で始まった世界に「ありがとう」の思いを伝える活動「♯ThankYouFromKAMAISHI」に意欲をもって取り組み、共感の輪は世代を超えて広がりを見せています。今回は、これから取り組む活動を紹介。多くの方々のご参加をお待ちしています。

【釜石・鵜住居駅にやって来る三陸鉄道を手づくり旗でお出迎え】３月１６日（土）鵜住居地区生活応援センター（１４時～１６時）

３月２３日に全線開通する三陸鉄道リアス線。８年ぶりに線路がつながる釜石市鵜住居町の沿線に掲げる、喜びと感謝を込めた横断幕や懸垂幕を手作りします。短い時間での参加も大歓迎です。参加無料。粗品をご用意しています。多くの方々のご来場をお待ちしています。

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【ギネス世界記録挑戦イベント、モザイクアート制作イベント＃ThankYouFromKAMAISHI「釜石・三陸から世界に感謝を届けよう】３月１７日（日）釜石市民ホールTETTOホールA（１０時～１５時３０分　受付９時３０分～※ギネス挑戦は１０時～１１時３０分）#ThankYou豚汁、#ThankYouおにぎりのお振る舞いもあります！

参加無料ですが申し込みが必要です。3月13日締め切り。申し込みはこちらから⇒https://www.iwate-np.co.jp/form/event-application20190317

■その１「二枚貝の貝殻で作られた最大の文章　ギネス世界記録で世界に感謝を発信」

三陸産ホタテの貝殻１０００枚以上を使ってチャレンジします。手掛けるメッセージは「一人ひとりに、ありがとう」、「＃ThankYouFromKAMAISHI」、「＃ThankYouFromSANRIKU」、「＃ThankYouFromTOHOKU」。釜石市内の全ての小中学生が参加する「かまいし絆会議」で児童生徒の皆さんが決めました。世代を超えて楽しく挑戦し、世界に感謝を伝えましょう。

■その２「モザイクアート『ありがとう貝画』で世界に感謝を発信」

三陸産ホタテやアカザラ貝の貝殻約６千枚を使った、横１２メートル、縦２・５メートルの巨大モザイクアートを製作します。

「かまいし絆会議」で決定した大漁旗風のデザイン。モチーフは、ラグビーボールや虎舞、製鉄所など釜石をイメージできるものとしました。釜石市内の全ての小中学生約２３００人をはじめ、一般市民の方々が心を込めて色塗りした貝殻を使って仕上げます。

最終的に、ラグビーワールドカップが開催される釜石鵜住居復興スタジアムに設置し、来場する国内外の多くの方々に感謝の思いを伝えます。

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【みんなで鵜住居駅びらき！】３月２４日（日）鵜住居駅（８時３０分～１０時１０分）

２３日に全線開通する三陸鉄道リアス線の一般乗車は２４日からです。これに合わせ、釜石東中学校の生徒たちがデザインした愛称「トライステーション」の看板と壁面装飾を鵜住居駅待合室に設置し、除幕式を行うほか、一番列車の先頭でホームに入線するラッピング列車「＃ThankYouFromKAMAISHI号」を出迎えます。

2017年11月から2019年２月まで足掛け１年３カ月に渡り、スマイルとうほくプロジェクトの花王スタッフと生徒たちが取り組んできた成果のお披露目です。開通を記念した「さんてつ応援パン」のお振る舞いや、ありがとう餅まきも行い、にぎやかにお祝いします。皆さんのご来場をお待ちしています。

（釜石担当・千葉）

三陸・釜石から世界に震災支援の感謝を伝える活動「＃ThankYouFromKAMAISHI」

特設webサイト→https://www.iwate-np.co.jp/content/tyfk2019/