
6月7日、宮古市田老の「グリーンピア三陸みやこ」にて、
今回で5回目を迎えるフラワーアートづくりを行いました。
グリーンピア仮設に今もお住まいの方々、田老保育所や田老児童館の子どもたち、
活動を一緒に続けていただいている花王の皆さんや各関係団体の皆さんだけでなく、
グリーンピア仮設から転居した方々も、花植えのために駆け付けてくださいました。
少しの不安要素だった雨雲たちは、集まった約100人の心意気に免じて姿を消してくれ、
花壇を彩る準備は完璧です!
毎年恒例のラジオ体操は、今時珍しいテープ音源を使用。
年代を感じさせる調子外れの音楽に、思わず笑顔に。
花植えが始まる前から楽しそうな様子に、こちらも気持ちが明るくなります。
恒例のスマイルマークは、赤のサルビアと紫色のアゲラタム、黄色のマリーゴールドの3色。
スマイルマークは4千本以上の苗を使用して描く、思いのこもったビッグスマイルです。
5回目となる今年は、さらにステキなフラワーアートを作ろうと、
地元の清水園芸さんとフラワーショップ花ことばさんが、虹の花壇をデザインしてくださいました。
虹を描くために用意した花たちは1100本以上。
虹の周りにはヒマワリの種も植えました。
大人も子どもも、みんなで協力し合い、大きな虹を作り上げます。
時間がたつにつれ、グリーンピア仮設から転居していく人は増えています。
今回、グリーンピア仮設から転居した方々が大勢、花植えのために集まってくださいました。
「またここで会えるという機会があって、うれしい」と語り、
笑顔で冗談を言い合ったり、近況報告をし合ったり・・・
その楽しい時間は、気持ちを明るく、前を向かせてくれるように感じます。
色鮮やかな花を見て、気持ちが華やぐこと。
ほのかにあたたかな土に触れて、心が癒やされること。
そこに大好きな人たちとの関わりが加われば、とってもしあわせだな…と、ふと思いました。
子どもたちの笑い声はにぎやかで楽しくなります。
気心の知れた仲間との会話は心を洗濯してくれます。
このフラワーアートづくりが今後も「プチ同窓会」の役割を果たし続け、
田老地区の皆さんの絆を強める一助になれば、これほどうれしいことはありません。
また、今回は、今年4月に発生した熊本地震の被災者の皆さんへ
田老の方々がメッセージをよせてくださいました。
「必ず希望は見えてくる」 「今度は私たちが支える」 「一緒に踏ん張ろう」
そのまなざしは真剣であたたかく、多くの経験をした皆さんの優しさを感じました。
今年も無事に、美しい花壇が生まれました。
ご参加いただいた、ご協力いただいた、全ての皆さまのおかげです。
ヒマワリが見ごろを迎えるのはもう少し先、8月です。
みんなで育てていくフラワーアートの花壇が、穏やかに表情を変えていくのを楽しみにしています。
岩手日報社 平野