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【つながる、広がる!笑顔の輪】花王・柳橋さんレポート@岩手・宮古市

  • いわて
  • 2014年9月20日

皆さん、こんにちは!スマイルとうほくプロジェクト事務局の及川です。

「つながる、広がる!笑顔の輪」キャラバンは9月13、14の両日、岩手県宮古市の近内災害公営住宅特設会場と田老樫内仮設団地談話室で行われました。

このキャラバンには東京、岩手の花王社員の皆さんに加えて、全国各地の事業所の花王さんの社員もレポーターを兼ねて参加いただいております。

今回は、神奈川県川崎市の花王川崎工場から柳橋俊さんが駆けつけてくださいました。

日頃は、製品の品質管理を担当しているという柳橋さんのレポートをご覧ください。

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みなさんこんにちは。花王の柳橋です。

震災から3年半、一時はテレビで毎日目にしていた津波の映像、被害の様子、仮設住宅に住む人々のインタビューなども、今となっては関東ではほとんど目にすることはなくなりました。東北の「いま」を知る機会が徐々に失われてきている中、今回の社員レポーター募集の話を聞き、現地を直接自分の目で見、感じて周りに伝えたい、との思いで参加しました。

今回訪問した宮古市は、盛岡駅から車で3時間ほどの沿岸にあり、この様な機会が無ければ訪れることの無かった土地だと思います。丁度秋祭りの時期で、賑やかで明るい街並みでした。

仮設住宅を訪問してのプログラムは、①花植え、②手洗い体験、③ハンドマッサージとなっており、普段会社でパソコンと向き合っている自分で大丈夫だろうかと心配でしたが、何とかこなすことができました。

花植え① 花植え② 花植え③

(花植えの様子。今回はケイトウの鉢植えを作りました)

 

始めは緊張しましたが、いざプログラムが始まり参加者の方とお話してみると、皆さんとても元気で自然に緊張も無くなっていました。

手洗い① 手洗い?  手洗い③

(手洗い体験の様子。6つのポーズを覚えて、全員合格!)

 

皆さんが絶えず楽しそうに話しているところを見て、普段あまり笑うことのない自分も、まるで1年分笑ったようでした。

ハンドマッサージ② ハンドマッサージ③ ハンドマッサージ①

(ハンドマッサージで和気あいあい。会場に笑顔の輪が広がります!)

 

2日目には、仮設住宅近隣のたろう観光ホテルに行きました。目にしたのは、津波の被害で1階から4階まで鉄骨むき出しになった建物。言葉を失いました。ホテル6階の部屋に上がり、津波が襲ってきた時、その部屋から撮影したビデオを見せていただきましたが、家や車が流される様子や黒い波が向かってくる映像に思わず目を伏せたくなりました。その後、ホテル周辺の更地となった地を歩き、3年半経った今でも復興にはまだまだ時間がかかるという事実を知りました。

 

この2日間を通して伝えたいことが、2つあります。

 

1つ目は、みんなが被災地にもっと興味を持ってほしい、ということです。私が今住んでいる神奈川県も、地震の時は大きく揺れましたが、ニュース等で報道されなくなった今では、情報に触れることが少なくなってきています。ですから、みんなが自分自身で、出来れば直接訪れてみてほしいです。自らの目で見て、「いま」を知って、感じてほしいと思います。

2つ目は、ボランティアにもっと積極的に参加してはいかがでしょうか。特に自分と同じくあまり外に出る機会がない人、人と接することが少ない人には、是非参加して欲しいです。現地の人とのふれあいを通じて、ぜひ、相手だけでなく自分自身も笑顔になってください。

 

終わりに。2日間で出会った宮古市の皆様、本当にありがとうございました。

 

集合近内 集合樫内

(近内災害公営住宅㊧、樫内仮設団地㊨の皆さま、ありがとうございました!)

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柳橋さん、ありがとうございました。

被災地の応援団がまた一人、増えました。大変心強く思います!

今後も、被災地の「いま」を多くの方に伝えていただければありがたいです。

 

 

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