こんにちは。花王カスタマーマーケティングの佐藤です。
東北は梅雨の中休みとなった7月4日、5日の2日間。
＜スマイルとうほくプロジェクト　「つながる、広がる！笑顔の輪」キャラバン＞を実施しました。
花王グループ社員による【花植え、手洗い教室、ハンドマッサージ】の体験会も今年で2年目。
52ヶ所目、53ヶ所目となった今回は、宮城県南三陸町の仮設住宅を訪れました。２ケ所とも、私たちが過去に訪問した中では小規模なコミュニティです。
地域の自治会長さんも、「規模の小さい仮設住宅では、企業や団体による催しなどはなかなか少ないです。皆が集まるきっかけとなる楽しいイベントは大歓迎です。」とおっしゃっていました。

花植えでは、鮮やかな黄色やオレンジの花が夏らしい、ナスタチウムを思い思いに植えました。
（ナスタチウムの花言葉には、“困難に打ち勝つ”という意味もあるのです。）
和気あいあいとした雰囲気の中、お花が大好きな参加者の女性は、穏やかに言いました。
「花を育てるのは人間と同じね。きちんと手をかけてあげないと綺麗に咲かない。
ひとりひとりをよく見てお世話してあげるのが大事なの。」
この言葉を聞き、私は考えました。震災から4年以上の月日が経ち、物理的、精神的な支援が
確実に減りつつある被災地の現在。そこに暮らす多くの人が充分に元気を取り戻すためには、
まだまだうるおいや栄養が必要なのだと。ひとを支えるのは、ひとの笑顔やことばです。
一緒の時間を過ごして、地域の皆さんと元気や笑顔を交換しあうことは、たとえ束の間であっても、
きっと意味はあると感じました。

＜仮設住宅を明るく彩ります＞　　　　　＜ナスタチウムの花言葉“困難に打ち勝つ”＞

花植えの後は、正しい手洗いの仕方を楽しく学びましょう。
特殊なライトで、まずは手に付いた目に見えない汚れをチェック。
皆さんから驚きの声が上がります。ついついさっと済ませてしまいがちな手洗いの大切さを
実感する瞬間です。花王オリジナルの手洗いポーズを覚えていただき、歌に合わせて皆で
手を洗いました。もう一度ライトを当てると、皆さんの手はすっかりピカピカに！全員合格です。
難しいこと抜きに、“清潔な手は気持ちがいいから”と感じて、これからも積極的に手洗いを
楽しんでいただければ嬉しく思います。
　　　
＜まずは洗い残しをチェック＞ 　　　　＜つかまえた！のポーズ。手首までしっかりと洗いましょう＞

　　　
＜皆さんから笑顔がこぼれます＞ 　　　　　　　　　＜小さなお友達も興味津々！＞

初めてキャラバンに参加した私の中で、最も心に残ったのはハンドマッサージの時間です。
マッサージをする側、受ける側の誰もが、優しくやわらかい表情になっていました。
今までたくさん頑張ってきた手や腕に触れながら、“不安や疲労が、ほんの少しでも和らぎますように”と願います。お互いの手をぎゅっと握って、「ありがとう。」と伝えあう頃には、
会場はとても温かな雰囲気に包まれていました。
ケアした両手はすべすべ！心も身体もぽかぽかとし、しあわせな心地でした。

＜ドキドキのハンドマッサージ！＞　　　　　　 ＜「ありがとう」の想いをこめて＞

＜お土産は特製ビオレu泡ハンドソープ！花王グループ社員のメッセージ付きです＞

＜体験会の様子を伝える河北新報社の号外！皆さん感激されていました＞

あの日のことが嘘のように、穏やかな海が広がっていた南三陸町。しかし沿岸の土地はかさ上げの工事が絶えず行われており、町の機能は、いまだ回復途中にあるのが現状です。
そんな中でも明るく気さくに私たちを迎えていただいたこと、本当に感謝しています。
南三陸町に元気をお届けするつもりが、私たちの方が元気をたくさん頂き、笑顔でいっぱいになった
2日間でした。今回の素晴らしい出会いを忘れずに、今後も東北に寄り添った活動を、小さくても続けていきたいと思います。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました！

＜7月4日(土)　ご参加された皆さんと一緒に＞

＜7月5日(日)　ご参加された皆さんと一緒に＞

＜ありがとうございました！＞