それは、東北と日本中を笑顔でつなぐプロジェクト

つながる、広がる!笑顔の輪 in宮城県女川町

  • みやぎ
  • 2015年9月18日

こんにちは! スマイルとうほくプロジェクト事務局・河北新報社の浦田です。

「つながる、広がる!笑顔の輪」キャラバンで、8月29日(土)・30日(日)の2日間は宮城県女川町の仮設住宅を訪問しました。

花王レポーターの北方さんの実施報告をアップしましたので、みなさんご覧ください!

 

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皆さん、こんにちは。花王の北方です。
震災直後にがれきの撤去や仮設集合住宅でのボランティア活動で東北を訪れてから4年経った今、町の現状や人々の暮らしがあの頃からどのくらい復興しているのだろうか、自分自身の肌で感じ、多くの方に伝えていきたい!と思い、今回プロジェクトに参加しました。

 

今回訪問したのは、宮城県の女川町です。
町には、あちらこちらに、看板やポスターがあり、「女川は流されたのではない。新しい女川に生まれ変わるんだ。」「とりもどそう笑顔あふれる女川町」と、私たちに語りかけている様に感じました。
そしてこの3月には、上空から見ると、うみねこが翼を広げたデザインの女川駅が再開。その近未来的なデザインは、未来に向かって羽ばたく鳥をイメージしたもので、町がとても前向きに復興に取り組んでいる様子がうかがえました。
一方、夕方に訪問した高台にある医療センター。震災時は、高台という事で多くの人が避難したこの場所にまで津波が到達したその位置が記されており、その高さに驚きました。災害は私たちの予想や想像をはるかに超える事を改めて痛感しました。
女川町①
≪2015年3月21日に再開した女川駅:羽ばたく鳥の象徴だそうです≫
女川町②
≪高台にある医療センター:津波が到達した高さを記録しています(海抜16.7m)≫

女川町③

≪仮設集会所:女川駅と同じ建築家による、とても素敵な空間でした≫
女川町④
≪みんなでキバナコスモスを植えました≫
参加された方々がお互いの手と手を触れ合うハンドマッサージの体験会は、とにかく、笑いの絶えないひとときでした。
女川町は、漁業の町なので、貝や魚をさばいたり、冷凍庫の中で作業をされたりと、冷えている方が何人もいました。
できるだけ多くの皆さんと触れ合いたいと思い、ハンドマッサージをして差し上げていると、だんだんと指先が温かくなり、少し硬くなっていた手も少しずつほぐれていき、とても喜んでいただけました。
肌と肌が触れ合うと、「タッチング効果」によって、手指だけでなく、お互いの心もほぐし、お互いの間には安心感や信頼感も少し生まれてきた感じがします。また、手と手を交わしながら、現在の生活状況や震災当時の様子をお聞きすることができました。ほんのわずかですが、心の声を垣間見ることができた様に感じました。
マッサージ終了後、私とペアになった男性の方が「あー、こんなに笑ったのは生まれて初めてだー」と明るく話されたのがとても印象的で、私でも少しお役に立てたかな、と思えた瞬間でした。
女川町⑤
≪手と手を触れ合いながらのマッサージ、楽しく会話≫
女川町⑥
≪ちゃんと手洗いできているかな?≫

今回の活動を通して、まだまだ復興は途上で、道のりは長いことを感じましたが、現地の皆様の前向きな気持ちに心動かされました。皆様を笑顔に、という意気込みで参加しましたが、逆にたくさんの笑顔をいただいた2日間でした。本当に、笑いの絶えない2日間でした。
女川町の大・大・大ファンになりました!

 

この2日間いただいたたくさんの笑顔を忘れることなく、素敵な出会いに感謝し
これからも、いろんな形で「つなぐ・伝える・続ける」活動をしていきたいと思います。
今回の出会いをつなぎ、そして少しでも多くの方に発信し、微力ではありますが、これからも活動を続けていきたいと思います。

 

女川町の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

女川町⑦
≪初日参加の皆様との出会いに感謝です≫
女川町⑧
≪2日目参加の皆様、ありがとうございました≫
女川町⑨
≪いつまでも笑顔で咲いて下さいネ≫

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