みなさんこんにちは！！

スマイルとうほくプロジェクト事務局、河北新報社の浦田です。

今回の「つながる、広がる！笑顔の輪」の仮設住宅訪問の活動では、花王のグループ会社であるカネボウ化粧品販売の岡田さんがレポーターとして参加してくださいました。

岡田さんのレポートをアップしましたので、ぜひご覧ください。

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みなさんこんにちは。カネボウ化粧品販売の岡田です。

9月27、28日の２日間「スマイルとうほくプロジェクト」に参加し、宮城県山元町の仮設住宅を訪問させていただきました。
山元町は、仙台から南へ車で１時間ほどのところで、以前はイチゴ栽培が盛んな地域だったのですが、津波でかなりの農地が浸水したそうです。

震災後３年半経った今は、またイチゴの栽培を始めている方も多いそうで、新しいビニールハウスが数多く建てられていました。
仮設住宅は小高いところにいくつかの地域に分かれて建てられておりました。

私たちは27日に浅生原内手仮設住宅に、28日は浅生原箱根仮設住宅を訪問しました。

２日間ともに、仮設住宅の方々と一緒に①花植え、②手洗い体験、③ハンドマッサージを行いました。
花植えでは、秋晴れの清々しい青空の下で、みなさん自分の好みの花を選び、一生懸命に苗を植えられていました。

農業をなさっていた方や普段から花のお世話をされている方が多かったので、私はお手伝い係を任されていたのですが、むしろ皆さんからご指導をいただきました。

花植えの後は集会所に戻り、手洗い体験を行いました。

花王オリジナルの手洗い方法を聞いた後、実際に手洗いをしてみて、ちゃんと洗えているのかをライトでチェックする、という流れでした。

その中で手洗いのポイント６つを教わるのですが、担当の方から「4つめのポイントはなんでしたか？」とクイズ形式で聞かれると、「うーん…オオカミ！」と張り切って答えられる時など、満面の笑顔になられていました。

また、しっかり洗わなければならない部分で爪の周りがある、という説明を担当の方がした時に、その部分は方言で「ぐりわ」ということを逆に教わりました。これは山元町あたりだけの方言で、東北全地域の方言ではないそうです。

手洗い体験の後はハンドマッサージを行いました。

２人一組になって、相手の指先からヒジまでをゆっくりマッサージするというのを交代で行っていただきました。

マッサージの心地よさから表情もほぐれていましたし、またツヤツヤになった自分の手を見て、ニコニコされていました。

「やはり女性は自分がキレイになることは嬉しいことなんだな」とあらためて感じました。

また、このハンドマッサージを今回来れなかった人にも教えてあげたい、と言ってくださる方もいて、地域コミュニティのつながりの強さを感じました。

　　　　
《きれいな花に自然と表情がほころびます》　　　　　《みんなで一緒にたくさんの花を植えました》
　　　　
《水やりもたっぷり！キレイに咲きますように》　　　《「あわあわ手あらいの歌」、歌えます♪》
　　　　
《「ちゃんと洗えてるかな？」皆さん夢中です》　　　《全員マル！キレイに洗えていました！》
　　　　
《マッサージで距離がますます縮まりました》　　　　《長い腕だと、マッサージが大変！（笑）》
　　　　
《たくさんの方の笑顔に出会えました。皆さんの心から湧き出る笑顔は素敵でした！》

今回プロジェクトに参加させていただいて感じたことは、生活必需品や食材は移動販売車が定期的に訪れており、そこで購入できるようになっていたりして、様々な改善がこの３年半で進んでいるけれども、今でも以前住んでいた所とは違う場所で生活しなければならないなど不自由を抱えている方が多く、復興はまだ「真っ最中」ということです。

ですので、東北以外に住む私たちも、引き続き東北の復興支援に参加していく必要があると思いますし、周りの人も巻き込み、何かしら参加してもらえるように、今回の貴重な体験を伝えていきたいと思います。

山元町でのこの【一期（イチゴ）一会】を大切にし、一日でも早い復興のために微力ながら活動を続けて参りたいと思いました。

山元町の皆様、本当にありがとうございました。