東日本大震災の津波により大きな被害を受けた名取市閖上地区で、毎年恒例となりましたスマイル花壇の花植えを行いました。昨夜までの大雨から一転、快晴、とまでは言えませんが、晴れ間も覗き適度な風と気温でさわやかな気候のもとの開催となりました。

　事務局スタッフの他、名取市役所の皆さまとそのご家族14人、協賛の花王から14人の社員ボランティアの皆さんの協力をもらって総勢34人での活動となりました。今回は、スマイル花壇の整備とハマナス畑など周辺の草取り、慰霊碑前に新しく花を植えたプランターの設置が活動内容となります。
　参加者の皆さんが早くから集合していただいたので予定時刻より15分早めに作業を開始となりました。皆さんやる気満々気合十分です。
　スマイル花壇には以前から植えているラベンダーなどの宿根草もあり、雑草と間違わないようにはじめに泉緑化の松本さんから作業の説明を受けて、スマイル花壇整備チームと慰霊碑前プランターチームに分かれて活動開始です。

　これからの季節は植物がよく育つ季節ですが、それは雑草もよく育つことになるので、せっかくの花壇が草でぼうぼうとならないように花壇の草取りは慎重に、花壇の周辺もきれいに雑草を取り払いました。ランタナ、マリーゴールド、ブルーサルビア、などなど（花の名前きちんと聞くのを忘れてしまいました。。。）色とりどりの花でスマイル花壇とプランターを飾り完成です。
　慰霊碑前にもささやかですがフラワーストリートが完成です。

　今回は参加人数も多く、熱心な作業もあり、最後の作業となるハマナス畑の草取りを終えるまで約2時間、予定通りに終了しました。
　作業終了後は名取市さんに震災時の映像を見ることができるタブレットを用意していただき、日和山周辺の震災時の様子を見ることが出来ました。当時の映像では私たちが今日活動した場所も一面ガレキの海でした。

　そして、今はその一角に慰霊碑が建立されています。忘れてはならない記憶だなと改めて思いました。多くの方にここを訪れて欲しいという思いと、多くの家が失われ寂しくなったこの景色の中で、スマイル花壇がいくばくかの安らぎになることを願っています。