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【つながる、広がる!笑顔の輪】花王・高木さんレポート@宮城・岩沼市里の杜西仮設住宅

  • みやぎ
  • 2014年7月17日

こんにちは!河北新報社の浦田です。

「つながる、広がる!笑顔の輪」キャラバン、7/6(日)は、宮城県岩沼市里の杜西仮設住宅に訪問してきました。

花王さんのスタッフはこれまでは地元社員や東京のメンバーが中心でしたが、6月末からはそれに加えて全国の事業所の社員がレポーターとして参加します。

現場で一緒に活動し、その様子をレポートしてくれます。

7/5(土)に引き続き、高木倫子さん(栃木県宇都宮市から参加)の7/6(日)のレポートをアップしました。

みなさんご覧ください!

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みなさんこんにちは。花王の高木です。

当地では久しぶりの快晴だそうで、空も青く高く雲もなく強い日差しの中で、集会所隣の岩沼市運動場からは子供たちのサッカー大会の歓声と父兄の応援の声が聞こえました。

家族全員での外出も多いようで、参加者は昨日ほどではありませんでしたが、昨日同様に①花植え、②手洗い体験、③ハンドマッサージで仮設住宅の方々と交流をいたしました。
ある参加者は、「当初はあまり部屋から外へ出なかったけど、心身の健康を考えて意図的にイベント参加や外出をしている」とお話いただき、手洗い体験やハンドマッサージ体験などに楽しそうに参加されていました。また子供たちも元気いっぱいで、和気あいあいとしたにぎやかな雰囲気でした。今日も、私の方が皆さんから元気をいただきました。

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① 花植え↑

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② 手洗い体験↑

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③ ハンドマッサージ↑

 

 

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現在の生活や環境や心境が大変な状況とは思われますが、笑顔で前向きに日々生活されていることや、震災復興や仮設住宅からの転居も様々な課題を抱えながらも、それぞれに徐々に前進していることを学びました。

岩沼市里の杜西仮設住宅のみなさん、本当にありがとうございました!

 

 

宮城県名取市閖上地区も訪問しました。

 

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④ ↑ 閖上中学校跡
閖上中学校跡は津波侵入後に地域で唯一残った震災遺構で、何とも言えない迫力に満ちていました。学校前のガードレールは根元から折れたままで、校舎には震災時の時刻で止まった時計、津波侵入跡が残る廊下、大きく歪んだ柱など、建物全体が津波の破壊力を象徴していました。また正門奥にある津波で亡くなった14名の中学生の慰霊碑はきれいに管理され、新しくみずみずしい花が供えられていました。ご遺族や関係者の方々の事を考えると胸がいっぱいになりました。
周囲一面は更地のままで、住居の基礎だけが残っており、様々な思いの方々の中での復興計画と推進の困難さを実感しました。

 

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⑤ 閖上の記憶 ↑
【閖上の記憶】は閖上中学在校生の犠牲者のご遺族が中心となり、【震災の記憶を語り継ぐ】といった素晴らしい活動を行っている拠点です。ボランティアの方から、「今後は閖上中学校のような震災遺構の保存と、震災について語る「語り部」の育成により、広島の原爆ドームのように後世にその脅威を語り継ぐ」と伺いました。私たちが訪問中も、続々と大型バスで多くの方が訪問されていて、語り部の説明に熱心に耳を傾けていました。
後世に残すもの、語り継ぐもの、復興と共に変わりゆくものそれぞれの考え方も学びました。

変化する現地の状況に合わせた支援とは何か、を自分に問いかける機会になり、とても有意義な経験でした。今後も復興支援の為に自分なりにできることを考えて取り組んでいこうと思います。

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花王の高木さんありがとうございます!!

今後、こちらのレポートも随時更新していきます。

ぜひお楽しみに!

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