©Natsuki YASUDA / studio AFTERMODE
「気仙沼 海の市/シャークミュージアム」内に拠点を置き、地域の観光振興のため多彩な活動を行っている「気仙沼観光コンベンション協会」。震災の記憶を後世に継承するため、様々な経歴を持った気仙沼市民の協力を得て、「気仙沼震災復興語り部」や「観光ボランティアガイド気仙沼」などの事業にも取り組んでいます。震災時に気仙沼市総合体育館避難所運営責任者であった橋本さんも、被災地スタディツアーのガイドを務めています。
気仙沼観光コンベンション協会ホームページ
http://www.kesennuma-kanko.jp
未曾有の悲劇を生み出した東日本大震災による大津波。気仙沼市では、新たな街づくりを進めるとともに、「津波死ゼロのまちづくり」を目標に掲げ、市民の命を守る防災対策を推進しています。高橋さんには、市の防災計画の概要と課題について語っていただき、災害情報把握伝達システムの整備や潮位・津波観測システムなどの導入、実践的な避難訓練やハザードマップの見直しといった、今後の取り組みについて教えていただきました。
気仙沼市ホームページ
http://www.city.kesennuma.lg.jp
宮城県は、津波被害を受けた農地と漁港の復旧完了を、当初予定していた2015年度から繰り延べて発表。資材と人手不足のため、農地が2016年度、漁港が2017年度にずれ込むとしています。気仙沼市でも、復興の基盤となる道路や盛り土、防潮堤などの様々な工事が進行中ですが、漁港の完全復旧は2017年度以降になるとの見通しです。復興工事の現場を視察し、道路の整備に尽力している気仙沼建設業青年会の方々にお話を聞きました。
宮城県建設業協会ホームページ
http://www.miyakenkyo.or.jp
階上中学校では、2005年から総合的な学習の時間に防災学習を取り入れ、学校を軸とした地域防災活動を展開しています。そして、震災の経験を経て、この取り組みの重要性を再確認し、さらなる防災力の向上を目指しています。今回は、同じ中学生同士、楽しく交流を深めながら、中学生記者たちの防災への意識を高めるのが目的です。そして、それぞれの地域に必要な災害への備え、そして中学生だからできることを知る機会となりました。
気仙沼を代表する水産加工物「フカヒレ」。その生産・加工を行う中華高橋水産は、地元水産業を支える重要な企業の一社です。しかし、震災によって生産量が大幅にダウン。畠山さんは、会社の建て直しはもちろん、気仙沼の水産業を再び盛り上げるためには、地元漁師の元気を取り戻すことが大切だと考え、新たな商品開発やPR活動などへ積極的に取り組んでいます。一行は、地域復興のためサメにかける熱い思いにふれました。
株式会社 中華・高橋ホームページ
http://www.chutaka.co.jp