
この度の、台風21号によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
被害に遭われた地域の1日も早い復旧を祈念いたします。
みなさん、こんにちは。
スマイルとうほくプロジェクト事務局の宗像です。
今回は7月に福島県南相馬市の復興公営住宅で繰り広げた、
「つながる!広がる!笑顔の輪」の様子を、
カネボウ化粧品の横島さんからレポートいただきました。
是非ご覧ください。
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皆さん、こんにちは。カネボウ化粧品の横島です。
エステスクールの運営を行っている部署に所属しております。
数年前、スマイルとうほくプロジェクトのメンバーに、
ハンドマッサージ講座を行った時から
このプロジェクトの活動に興味をもっておりました。
エステスクールに通ってきてくださる受講者の皆さんの中には、
エステ技術を習得しボランティア活動に活かしたいという方が多く、
講師としてのボランティア体験の必要性、
また、お伝えしたハンドマッサージ技術は
どのようにプロジェクト活動の中で
役立っているのかを知りたくて今回、参加しました。
最初に、皆さんとプランターに花を植えました。
37度!?炎天下の作業でも、参加者の皆さんは楽しそうにお花を選んだり、
プランターに土を入れていました。
15分ほどの作業でしたが、
私自身は暑さのためテキパキと動くことが出来ず、、、
体力不足を感じました。
花植えの作業で参加者の皆さんの表情が少し柔らかくなりました。
暑い中、参加してくださった住民の皆さんに感謝!
次に手洗いです。
“あわあわ手あらいのうた”に合わせて手の洗い方の練習をしました。
手の洗い方を覚えたら、実際に手を洗います。
その後は、特殊なボックスで汚れがきちんと落ちているかを確認します!
汚れが残っているとやり直し!!汚れが落ちていると、
「合格!」皆さんから拍手をいただきとても嬉しそうな笑顔になっていました。
メインのハンドマッサージです。
住民の皆さんと私たちメンバーがペアになりハンドマッサージを行いました。
“気持ち良い~!”という声があちこちからたくさん聞こえてきました。
「てのひら押して」と手を出してくる方、
「背骨の横を押してほしい」??という方もいらっしゃいました。
最後に、全国の花王グループ社員からの手書きのメッセージが
ラベルにかかれた“ビオレu泡ハンドソープ”をお渡しまた、
サプライズで、当日の活動内容や写真が掲載された
福島民報社発行の“ココだけ新聞”をお一人おひとりにお渡ししました。
“ココだけ新聞”に感動され、涙ぐむ方もいらっしゃいました。
プログラムが進むごとに、住民の皆さんの表情が明るくなり、
会話も弾み、最後のサプライズの時には、
とても暑い中来てくださった時とは別人のような雰囲気になっていたことに驚きました。
今回の活動を通して、人は触れ合うことが大切だと改めて実感しました。
今回の貴重な体験を活かし、ハンドマッサージを通して人とふれあい笑顔に出来る!
ということを広めていきたいと思います。
また、キャラバン終了後には、語り部さんのお話を伺い、
津波被害にあった浪江町を訪問しました。
【語り部さんのお話】
これまで、テレビの映像で原発事故や住民の方の避難されている姿を見て、
住民の方のお気持ちを想像することしかできませんでしたが、
お話を伺い、故郷を失う喪失感を自分のことのように感じました。
今では、震災前に戻ったように思われますが、
実際には住んでいた家には戻れない方、
苦しんでいる方もまだ多くいるということにあらためて気づきました。
【津波被害にあった浪江町を訪問】
浪江町に近づくに従い、お店や住宅は閉められ、人の気配がなくなりました。
また、空き地には除染された土がところどころに積み上げられ、
テレビで見た原発事故の映像がよみがえりました。
漁港に近づくと家は数件になり、内装がなくなった家の壁だけが残っている状態でした。
震災前の写真では住宅が密集し、一つの町だったことがわかり、
津波の恐ろしさを目の当たりにし、少し悲しい気持ちになりました。
今後、機会を見つけて、今回、経験させていただいたことを
多くの方に伝えていくことが私たちに出来ることだと思いました。