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【つながる、広がる!笑顔の輪】花王・小林さんレポート@福島県 白河市&郡山市

  • ふくしま
  • 2014年9月24日

こんにちは(^^)福島民報社・渡辺です!

「つながる、広がる!笑顔の輪」キャラバン。

9月6日(土)は、福島県白河市の郭内仮設住宅、

翌7日(日)は郡山市の南一丁目仮設住宅を訪問してきました。

今回は花王の小林英司さんが社員レポーターとして参加しました。

そのレポートをアップしましたので、みなさんご覧ください!

 

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皆さんこんにちは。和歌山工場の小林です。

今回私はスマイルとうほくプロジェクトの活動で、福島県白河市の仮設住宅にお伺いしてのボランティアに参加しました。私自身、兵庫県との県境にある大阪の実家で阪神・淡路大震災を経験。付近では家屋倒半壊や私鉄線路・阪神高速の崩壊など大きな被害を受けましたが、その際は、全国からのボランティア支援や温かい励ましの言葉を多数いただき、両親共々心の支えになりました。今回は、私自身が逆の立場で微力ながらお力になれればとの思いで参加しました。

9月6日の初日は、白河市内の仮設住宅に訪問しました。こちらは双葉町の皆さんが避難されている施設で、集会場付近では色とりどりの花がプランターに咲き誇り、花文字で「フタバ」と表現されているところが印象的でした。集会場内部も広くて明るく、集会内容やご高齢の皆さんに配慮された設備でした。

 

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《安全啓発の案内》                 《血圧測定器やラジオ体操の案内》

 

 

 

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《毎週実施の健康活動》            《仮設住宅の風景》

 

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《フタバと表現されたプランター》

 

ただ大勢の方々が故郷に思いを馳せ暮らされている仮設住宅の現実は、テレビのニュース映像では伝わってこない、空虚さや儚さやを感じさせるもので、災害が決して過去のものでは無いという現実を思い知らされました。

当日のプログラムは、プランターへのお花植えと手洗い講習、ハンドマッサージ体験の3つの内容でしたが、特に印象に残ったのは手洗い講習でした。これは正しい手洗い習慣を身に付けていただくため、各地の小学校で実施している“手洗いの歌”を併用したもので、6つの基本動作で正しく手全体を洗います。始める前、私はこの内容で果たして皆さんが満足されるだろうか、と不安な面もありましたが、始まってみるとその不安はみごとに一掃されました。皆さん本当に一生懸命に参加していただき、綺麗に汚れが落ちた際に満足されている様子や笑顔が、深く印象に残りました。改めて自分自身、会社の存在意義や役割を最認識した次第です。

 

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《お花植え後全員で記念撮影》        《それぞれ記念のメッセージを記入いただきました》

 

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《手洗い講習の全景》                《皆さんにこやかな表情が印象的》

 

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《手洗いチェッカーで丹念に確認》       《ハンドマッサージ体験では気分リラックス》

 

また、参加にあたっては、少しでも仮設住宅の皆さんを元気付けられたら、という気持ちで臨みましたが、活動を通じ、私の方が皆さんから元気や優しさなどをお裾分けしていただいたのが実感です。そして、大勢の方々が故郷に思いを馳せ暮らしている仮設住宅の現実は、テレビのニュース映像では決して伝わってこることのない、空虚さや儚さやを感じさせるもので、災害が決して過去のものでは無いという現実を改めて思い知しった次第です。「フタバ」町の皆さん、本当にありがとうございました。

 

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《皆さん笑顔でお帰りいただきました》

 

 

皆さんこんにちは。花王和歌山工場の小林です。本日9月7日は福島県郡山市の仮設住宅にお伺いさせていただきました。こちらの施設は、富岡町の住民用に166戸、川内村の住民用に150戸の仮設住宅が設置されており、想像を超えた大規模の施設でした。当日朝はスタッフとともに、8月上旬に蒔いた蕎麦の花を見学しに、猪苗代町磐梯山のふもとに行きました。当日は少年野球の子供達を含む約40名のボランティアでスマイルマークになるようにと、種を蒔いたとの事で、満開の綺麗な白い蕎麦の花がその時の様子を想像させてくれました。

 

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《スマイルマークの蕎麦の花》          《チームワーク良く準備をこなすスタッフ》

 

午後からは富岡町の皆さんが利用する集会場で活動を行いました。午後1時の開始時間直後は7~8名程しか集まっていませんでしたが、仮設住宅管理スタッフのお声掛けと、NHKのど自慢が終了しお茶の間が一段落ついた事も相まってか、蓋を開けるとなんと30名の方にご参加をいただき、大変な賑わいの中、楽しく行われました。集会場の内部は、富岡町の町木が桜である事から、夜の森地区の桜の風景写真が大きく飾られており、皆さんの心の拠りどころになっているようでした。

 

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《夜の森の地域の皆さんに愛された桜》        《集会場中央に飾られています》

 

プログラム内容は、プランターへのお花植えと手洗い講習、ハンドマッサージ体験でしたが、手洗い講習では大いに盛り上がり、皆さん“手洗いの歌”を熱唱しながらの講習となり、改めて「清潔」に対しての意識の高さを感じました。また、本日は花王の前幹部も全プログラムに参加し、

 

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《皆で楽しくお花を植えました》           《青空のもと皆さん笑顔で記念撮影》

 

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《手洗い講習は相変わらずの大盛上がり》       《思わず素敵な笑顔がこぼれます》

 

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《手洗いチェッカーに長打の列》           《手洗いするのも真剣そのもの》

 

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《ハンドケアの方法を熱心に傾聴》          《お互いのマッサージでは笑顔が》

 

これからもこういった活動を継続して、お役立ちしていきたいと最後に話をしていましたが、震災から3年半が経過し、関西地方では原発稼働の是非や電力供給問題ばかりが取りざたされ、震災自体が過去のものへと風化されつつある中、今回の活動で厳しい現実の一端を垣間見る事ができ、身の引き締まる思いになり、今後も継続して目を向けていこうと思いました。当日お世話になりました富岡町の皆さん、本当にありがとうございました。

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