東日本大震災から2年目となる平成25年3月11日に仮オープン。地元の銘菓、かもめの玉子で知られる「さいとう製菓」の工場の一部を利用し、震災時の映像放映や資料の展示などを行っています。館長は、同社専務を務めていた齊藤さん。津波が大船渡市街を襲う臨場感あふれる映像は齊藤さん自身が撮影を行い、あまりの光景に絶望する声は本人によるものです。館外でも、様々な復興支援イベントを企画、実施して認知を広めています。
大船渡津波伝承館ホームページ
http://ofunato-tunami-denshokan.jimdo.com
震災当日は、行方不明者の捜索などの活動を行い、被災地を支えた大船渡市消防団。その一方、51ヵ所中22ヵ所の屯所が全半壊し、団員も3人が犠牲になっています。災害時にはその第一線に立ち、地域のリーダーとして救助や避難を指示する役割を持ちますが、より多くの市民を救うためには、避難誘導する団員の安全確保も考えた新たな地域防災の方針が必要と考え、新たな安全管理マニュアルの整備を進めています。
大船渡地区消防組合ホームページ
http://www.fd-ofunato.jp
駅舎や橋梁、路線など計317ヵ所が津波で被害を受け、全線で不通状態が続いた三陸鉄道。その存続が危ぶまれながらも、2014年4月に南リアス線、北リアス線ともに全線で運転を再開しました。観光客に人気のイベント列車とともに、被災地の現状を多くの人に体感してもらう「震災学習列車」も実施中。実際に路線を進みながら当時の様子や現状の問題について車内で語りかけ、全国から集まった参加者へ防災意識の向上を呼びかけています。
三陸鉄道株式会社ホームページ
http://www.sanrikutetsudou.com