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津波被災地の「直線」切り取る 仙台沿岸部の復興収めた写真展

  • 2021-11-22 05:00:43
沿岸地域の「直線」を撮影した写真展

東日本大震災の津波で被災した仙台市東部の沿岸地域を収めた写真展「復興大地」が、若林区の3・11メモリアル交流館で開かれている。28日まで。

震災直後から沿岸地域を撮影してきた宮城野区の建築士高橋親夫さん(74)が、2013年3月~14年12月の約1年10カ月、農地や道路を収めた写真25点が展示されている。

被写体は土地区画整理事業で生み出される「直線」だ。まっすぐ伸びる用水路やあぜ道、工事車両のタイヤの跡などを切り取った。

高橋さんは「いま撮影しないと、記録として残らないと考えた。多くの人に見てほしい」と話す。写真展は午前10時~午後5時。休館は月曜と祝日翌日の24日。(2021年11月13日付河北新報朝刊、写真=沿岸地域の「直線」を撮影した写真展)