釜石市は東日本大震災の津波で大きな被害を受けた同市鵜住居町の根浜海岸にキャンプ場やレストハウスを整備し、観光地としての本格復旧に乗りだす。今後地元住民主体の検討委員会を開き、具体的な計画を進める。

２０１９年秋に地元で２試合が行われるラグビーワールドカップ（Ｗ杯）の前に完成させ、にぎわいの相乗効果につなげる。根浜地区の住民は防災集団移転促進事業で高台に移転し、今回はその住宅跡地活用を予定している。市の構想では約３ヘクタールの市有地と私有地にオートキャンプ場、多目的広場、駐車場、レストハウスを整備する。

１７年度一般会計補正予算で計画、設計費用８千万円を確保。用地交渉などを進め、１８年度に着工する。

【写真＝観光地として釜石市が復旧整備を予定する根浜海岸周辺＝釜石市鵜住居町】

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