未来の祀（まつ）りカフェの第４弾「めぐる春の祈り～熊本のいま　ふくしまのいま～」は１７日、福島県福島市のフォーラム福島で催された。参加者は映像とトーク、音楽ライブを通して、福島と熊本がともに震災復興への歩みを進めることを誓い合った。
市内の詩人和合亮一さんが実行委員会発起人となった「未来の祀りふくしま」の関連事業。約１２０人が詰め掛けた。
第１部では、和合さんと、熊本の復興に携わる西村元晴さん（福岡市、クリエイティブ企業あのラボ）が対談し、映画監督河瀬直美さんが作った「阿蘇の光」をはじめショートフィルム３本を上映した。
和合さんを司会に、西村さん、熊本の南阿蘇観光復興プロジェクト交流協議会のメンバー、ふくしま若旦那プロジェクト実行委員会で県内の温泉地の活性化に取り組む渡辺利生さん（山水荘）らが東日本大震災や熊本地震の被災当時の状況や現状を語り合った。
協議会代表の河津誠さんは「（震災の教訓を）教え合いながら、互いに未来に向かっていきたい」と語った。
第２部では熊本で復興支援イベントを繰り広げているシンガー・ソングライター小室等さん、こむろゆいさん親子がライブを繰り広げた。

【写真＝福島と熊本の復興の現状について語り合う（左から）西村さん、和合さん、河津さん、渡辺さん、後列は南阿蘇観光復興プロジェクト交流協議会のメンバー】

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