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【岩手・陸前高田】昔がたりの会、伝承共有 神戸の団体が視察

  • 2017-07-04 05:00:51
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陸前高田昔がたりの会(阿部裕美会長)による「高田のじいちゃん高田のばあちゃん昔がたり」が注目されている。11回目となった2日は、インドネシアの災害被災地で支援活動を続けている神戸市の団体関係者が視察に訪れ、高齢者の体験を語り継ぐ重要性を同国にも伝える意欲を示した。

陸前高田市高田町のりくカフェに約40人が集った11回目は、同市気仙町長部(おさべ)地区で育ち、東日本大震災の津波で自宅を流されて同市米崎町に再建した元漁師の熊谷新太郎さん(87)が漁の思い出をひもといた。

その様子や住民の聞きぶりを撮影しながら、興味深げに見守ったのが神戸市のNPO法人エフエムわいわい理事の日比野純一さん(54)。同法人は台風や火山など自然災害が多いインドネシアでコミュニティーラジオの番組作りに協力しており、日比野さんは「地域住民が集まり、話を共有する場づくりが大事だと感じた。インドネシアで呼び掛けたい」と力強く話した。

同会は第9回までの記録をまとめたB5判66ページの冊子を1500部作った。千円(税込み)で同カフェや市内の伊東文具店、盛岡市のさわや書店で月内にも販売を開始する。

【写真=昔がたりの会の様子を撮影する日比野純一理事(左)。インドネシアにも意義を伝えるつもりだ】

 

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