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産業再生の願い込め 南相馬でロボテス開所式

  • 2020-09-13 05:00:16
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今春に供用開始した福島ロボットテストフィールド(南相馬市・浪江町)の開所式は十二日、南相馬市原町区のフィールドで行われた。関係者がロボットや小型無人機(ドローン)などの一大研究開発拠点の誕生を祝った。当初は五月に式を予定していたが、新型コロナウイルスにより延期となっていた。国や県、自治体の関係者約四十人が出席した。内堀雅雄知事が「世界初の実証試験が動きだしている。災害で失われた浜通りの産業を再生させるとともに、メード・イン・フクシマの革新的な技術や製品が生み出せるように努める」と式辞を述べた。田中和徳復興相、赤羽一嘉国交相、松本洋平経産副大臣らが祝辞を贈り、テープカットした。施設見学会が催され、試験用橋梁(きょうりょう)、風洞棟でドローンを使った実験を視察した。フィールドは、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の中核施設として、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した沿岸部に整備された。総工費は約百五十六億円。二〇一七(平成二十九)年十月に着工し、二〇一八年七月に一部開所、今年三月末に全施設の運用を始めた。現在、二十一の企業や団体が研究棟内に研究室を構えている。

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