Ｊヴィレッジ（楢葉・広野町）の歩みを伝える「Ｊヴィレッジストリート」は二十八日、施設内にオープンした。一九九七（平成九）年七月の開所から二十三年間を振り返る写真や年表とともにサッカー日本代表のサイン入りユニホームなどを展示している。施設のセンター棟と新宿泊棟との間の約六十メートルの壁面を改装し設けた。施設開所の経緯や東京電力福島第一原発事故による休業と再開、全天候型練習場の新設などの歩みを約百七十枚の写真とともに紹介している。ユニホームはサッカー日本代表のほか二〇〇二（平成十四）年サッカーワールドカップ日韓大会でキャンプを行ったアルゼンチン代表や、元東電女子サッカー部マリーゼなど十一枚を展示している。二十八日は施設内でセレモニーが行われた。上田栄治副社長があいさつし、Ｊヴィレッジが開所した年に生まれた社員とともにテープカットした。Ｊヴィレッジは二十八日、東日本大震災と原発事故による休業から一部施設が再開し二年を迎えた。上田栄治副社長は「サッカーだけでなく、さまざまなスポーツやイベントでの利用を呼び掛け、双葉郡の交流人口の拡大に貢献する」と語った。

 

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