令和初となる皇室に届ける献上桃の選果式は五日、桑折町のＪＡふくしま未来桑折総合支店で行われた。厳選した福島県の主力品種「あかつき」を関係者が丁寧に箱詰めした。県が六日に届ける。午前中に収穫し、出荷された約十二万個から、光センサー選果機で選別した糖度一二度以上（平均一四度）の六百個が並んだ。県の担当者や同ＪＡのモモ生産部会代表者らが、形や色づき具合などを見極めて百八十個を選び、十五個ずつ十二箱に詰めた。日照不足で生育が心配されたが、天候の回復で平年並みの出来という。菅野孝志組合長は「おいしく召し上がっていただける品物になった」と話した。選果式では菅野組合長があいさつし、高橋宣博町長、片平秀雄町議会議長が祝辞を述べた。町キャンペーンクルー「スマイルピーチ」が花を添えた。桑折町は一九九四（平成六）年から二十六年連続で献上桃の産地に選ばれている。

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