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復旧状況を公開 帰還困難区域・大野-双葉駅間

  • 2019-03-08 05:00:12
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JR東日本水戸支社は七日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で不通となっているJR常磐線の富岡-浪江駅間(二〇・八キロ)のうち、帰還困難区域にある大野(大熊町)-双葉駅間(五・八キロ)の復旧状況を報道陣に公開した。
全面開通に合わせて供用開始予定の双葉駅では、橋上方式となる新駅舎の建設が昨年七月に始まった。ホームの設置作業が進み、駅名標が据え付けられるなど駅らしい姿を次第に現し始めている。
複線区間だった大野-双葉駅間は単線となる。地表から一メートル地点の空間線量は除染により高い所で毎時一・三五マイクロシーベルトほどに低減。作業前は高い所で毎時二〇~三〇マイクロシーベルトあった。両駅間に架かる双葉町の第一前田川橋りょうは震災で崩落した。二〇一六年から架け替えを始め、昨年七月に完成した。橋桁をコンクリートから鉄に替え、耐震性を強化した。
JR東日本は二〇一九年度内の全線再開を目指す。不通区間の線路敷設はほぼ完了した。電気、通信網の整備を急ピッチで進めている。全体の進捗(しんちょく)は七割を超えた。復旧工事は十一月中にも完了する見込みで、早ければ年内にも列車の試運転が始まる。

【写真=ホームや線路が新しくなり、クレーンを使って新駅舎の橋上化工事などが進む双葉駅。】

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