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【久慈】中高生で防災の輪 学校同士で合同セミナー

  • 2017-12-01 05:00:21
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岩手県久慈市の久慈東高(木村克則校長、生徒580人)と久慈中(小橋正嗣校長、生徒423人)は29日、合同防災セミナーを初めて開いた。同市の学校同士でグループを組み復興防災教育を展開する地域連携型指定校の取り組み。中高生が避難所運営を疑似体験するゲーム「HUG(ハグ)」や防災キット作りで交流しながら主体性を育み、共助の意識を高めた。

久慈東高介護福祉系列2、3年生、久慈中1年生の約200人が久慈中体育館に集合。39班に分かれた生徒たちは「ペット同伴」「妊婦」「外国籍」などを示す避難者情報カードを体育館や教室に見立てた平面図に振り分け、不自由ない避難所運営を考えた。

久慈中1年落安憂哉さんは「快適に過ごしてもらえるように考えたが、どんどん『避難者』が多くなり振り分けるのは大変だった。避難所の容量も考えないといけない」と災害対応に理解を深めた。

県教委は本年度、両校と久慈小(坂川孝志校長、児童642人)を地域連携型指定校とし、3校は学校を起点に防災の輪を広げる試みを展開。久慈東高と久慈中は教員間の避難訓練視察などから段階的に活動の幅を広げ、生徒主体のセミナーを初開催した。

【写真=HUGを行い被災者に配慮した避難所運営を考える久慈東高と久慈中の生徒】

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