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宮古市 トレイル応援店PR タペストリー配布

  • 2022-01-25 08:47:54
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岩手県宮古市は、みちのく潮風トレイルを軸に「トレイルタウン」として地域を盛り上げようと、オリジナルタペストリーの配布を始めた。ハイカーに優しい店と一目で分かるようにし、心温まるもてなしを通じて宮古のファン獲得につなげる。
同市高浜の喫茶店・異人館に23日、山本正徳市長がタペストリーを届け「ハイカーの憩いや交流の場になり、宮古のファンが増えてほしい」と期待した。マスターの安倍主税(ちから)さん(66)は「海の青さや景色の美しさが地域の魅力。ハイカーを迎え、小さな困り事にも対応したい」と抱負を述べた。
ハイカーに優しい店を「トレイルオアシス」と命名。利用客に知らせるタペストリーには「私たちは、みちのく潮風トレイルを応援します」とイラスト入りで訴える。異人館は飲料水の補給や機器の充電、情報提供に応じるほか、事前に連絡があればテントを張れるように敷地内のスペースを提供する。
長距離自然歩道みちのく潮風トレイルの市内延長は98キロ。県内外から多くの観光客が訪れるが、地図を手に歩いても正しい道順や水分補給ポイントなど不安が付きもの。タペストリーが目に留まれば店に声を掛けやすく、喜ばれそうだ。
市は今後、約50の飲食店、宿泊施設、交通業者などに配布するほか、参加事業者の一覧やサービス内容を市のホームページやトレイルマップに掲載していく。