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災害時の行動を中高生が探る 宮城・多賀城などで防災の担い手養成研修会

  • 2020-01-29 05:00:22
津波からの避難ルートを考える研修会に参加した高校生

地域防災の担い手を育成する「みやぎ防災ジュニアリーダー養成研修会 東日本大震災メモリアルday2019」(宮城県教委主催)が25、26の両日、宮城県多賀城市などであった。宮城県内16校と北海道から熊本県まで11都道県の15校の高校生、多賀城市内の中学生ら計約150人が参加した。
25日は、東日本大震災で津波被害のあった仙台市宮城野区の南蒲生浄化センターなどを訪れた。多賀城市文化センターでは多賀城高のプログラムに基づき、高校生が17グループに分かれワークショップを実施。震災の教訓を継承するため、津波が街を流れる河川をさかのぼるとの想定で、自宅からの避難を地図上で考えた。
避難途中に道の陥没、けが人との遭遇などが突発的にあり、グループで判断を話し合った。ファシリテーターの多賀城高1年今野美咲さん(16)は「他校の人との話し合いは初めてで、来年も参加したい」と語った。
北海道釧路市の釧路湖陵高1年宮下涼さん(16)は「釧路は災害の危険性が比較的低い地域だが、各地でさまざまな災害が起きている。将来は医師として取り組みたい」と述べ、東京都町田市の桜美林高2年冨永友惟さん(17)は「じっくり話し合えた。貧困地域や被災地などで弱者支援に携わりたい」と語った。
東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長が「東北大震災の教訓と最近の災害の特徴と備え」と題して講演。26日は多賀城高で各校が防災の取り組みなどを発表し、多賀城市の被災地を訪れた。【1月27日河北新報、写真:津波からの避難ルートを考える研修会に参加した高校生=25日、多賀城市文化センター】

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