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十府ケ浦海岸駅、住民ら開業祝う 野田の三鉄新駅

  • 2017-03-27 05:00:58


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 岩手県の三陸鉄道(中村一郎社長)の新駅「十府ケ浦(とふがうら)海岸駅」は25日、野田村野田に開業した。真新しい駅の前で記念行事を行い、久慈、宮古両方面から開業記念列車を運行するなど関係者が門出を祝福。待望の駅誕生に地元は祝賀ムードに包まれた。三鉄新駅の誕生は東日本大震災後初めて。
 開業式には中村社長、小田祐士村長、八重樫一洋県北広域振興局長らが出席。小田村長は「新駅向かいに完成する都市公園の利用促進、地域住民や高台団地の方々の交通拠点として期待したい」とあいさつした。
 新駅の愛称「はまなす香る砂浜」を考えた盛岡市の主婦西里幸恵さん(42)を表彰したほか、関係者が新駅名板の除幕やテープカットなどを行い、中村社長が開業宣言。待合室の近くにハマナス、ヤマブキ約160本を植えた。
 十府ケ浦海岸駅は南北リアス線で27番目、村内では3番目の駅。2009年まで25回開催された「のだ砂まつり」の期間中、臨時駅が開設された場所でもあり、常設駅設置が望まれてきた。地元の米田(まいた)自治会の米田忠一会長(66)は「車を使えない住民の『足』となりうれしい。他の地域からも人が来て、地域が元気になるように期待したい」と感慨に浸った。
【写真=テープカットで十府ケ浦海岸駅の開業を祝う関係者。地元や三鉄沿線住民らも祝福した=25日、野田村野田】




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