それは、東北と日本中を笑顔でつなぐプロジェクト
スマイルニュース

「心平穏になりつつある」42% 大槌・災害公営住宅調査

  • 2017-03-24 05:00:10

スマイルニュース


 岩手県大槌町の災害公営住宅で暮らす被災者のうち、心の平穏を取り戻しつつある人は42%程度にとどまることが、岩手大などの調査で分かった。調査チームが22日、発表した。結果からは医療・介護の負担軽減や生活再建支援金の増額を望む人が多いことも見て取れる。仮設から恒久住宅への転居は生活再建の節目とされるが、孤立防止や不安軽減に継続的に取り組む必要性が改めて浮き彫りになった。
 調査は岩手大教育学部の麦倉哲教授(社会学)、明治学院大社会学部の浅川達人(たつと)教授(同)らが、昨年12月から今年1月に行った。災害公営に住む18歳以上の全住民(推計661人)に面談と郵送で実施。有効回答は156人(24%)。
 心の平穏を問う質問(回答139人)では「平穏になりつつある」は42・1%にとどまり、「ほぼ変わりない」は31%、「かえって厳しくなった」は13・1%。「その他」の13・8%も、寂しさや健康、経済的不安を訴える記述が多かった。


*****************
「読む」復興支援 スマイルニュース
iPhoneアプリDLはこちら
AndroidアプリDLはこちら
スマイルとうほくプロジェクト公式サイト