それは、東北と日本中を笑顔でつなぐプロジェクト
スマイルニュース

愛媛へ宮古から恩返し激励文 西日本豪雨1カ月

  • 2018-08-09 05:00:21
20180806T00000000179

西日本豪雨の影響で大きな被害を受けた愛媛県西予(せいよ)市城川町で開催している全国かまぼこ板の絵展覧会の会場に、東日本大震災をきっかけに交流が続く宮古市の田老三小(高橋淳子校長、児童19人)の全校児童が記した激励の手紙が届いた。「遠くからでも応援したい」「今こそ震災の恩返しを」-。被災から1カ月を経た今も産業や生活の再建が道半ばの被災地を心温まる言葉で励ましている。

手紙が届いたのは、同県名産のかまぼこの板に絵を描いた作品の展覧会で有名な市立美術館ギャラリーしろかわ。報道で同市の被災を知った児童が、被災地を元気づけようと手紙に思いをしたためた。7月下旬からロビーに展示している。

6年の畠山大輝君は「震災ではたくさん応援していただきました。募金などの活動を続け、西予市のために頑張れることを支援していきたいです」と記した。「遠い所だけど応援しています」と書いた3年の佐々木都愛(とあ)さんは「できることなら何でもやりたい。家をまた建て直して、元の生活に戻ってほしい」と願っている。同校の卒業生や地区住民からの寄付も添えた。

同校は2011年3月11日の震災発生3時間前に作品を投函(とうかん)。作品は大混乱をくぐり抜け、8日後に無事同ギャラリーに届いた。この出来事をきっかけに、宮古市と西予市の交流が始まり、以後さまざまな分野の人的交流に発展している。

同展は本県からの35作品を含む約9千作品を12月2日まで展示している。

 

*********************

「読む」復興支援 スマイルニュース
iPhoneアプリDLはこちら
AndroidアプリDLはこちら
スマイルとうほくプロジェクト公式サイト

*********************