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JR双葉駅新駅舎起工 常磐線全線再開に合わせ供用

  • 2018-08-07 05:00:08
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JR常磐線の二〇一九年度末までの全線再開に合わせて供用開始を予定している福島県双葉駅新駅舎の起工式と安全祈願祭は六日、双葉町の建設予定地で行われた。
町、JR東日本の関係者ら約六十人が出席した。伊沢史朗町長、雨宮慎吾JR東日本執行役員水戸支社長、吉野正芳復興相(衆院本県5区)、増子輝彦参院議員(本県選挙区)、鈴木正晃副知事、柳沼純子県議会副議長、佐々木清一町議会議長らがくわ入れした。
伊沢町長は起工式後の会見で「町民にとって喜ばしいこと。復興のスタートになる大切な事業だと考えている」と述べた。
双葉駅は現在、駅舎と改札を線路東側に設けている。新駅舎は利便性を向上させるため町の東西を結ぶ自由通路と駅舎機能を一体化した橋上駅として既存駅舎の隣接地に新設する。総事業費は十八億四千万円で、町とJR東日本が負担する。
帰還困難区域にある双葉駅周辺は除染とインフラ整備を一体的に進める特定復興再生拠点区域に認定されている。避難指示解除準備区域の中野地区では産業団地の造成が進み、二〇二〇年には県のアーカイブ(記録庫)拠点施設や町の産業交流センターなどが開設される。
町は各施設への玄関口として駅や道路を整備し、二〇一九年度末までに駅周辺や中野地区の避難指示解除を目指している。
常磐線は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、富岡-浪江駅間の二〇・八キロが現在も不通となっている。不通区間の富岡町の夜ノ森駅は橋上駅として整備する予定で、町とJR東日本が協定を結んでいる。大熊町の大野駅は工事に向けた準備が進んでいる。

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