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甲子園目指し強豪校へ 震災で家族失った釜石の古川さん

  • 2018-03-13 05:00:43
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東日本大震災で家族3人を失った岩手県釜石市栗林町の古川真愛(まなと)さん(15)は今春、釜石東中を卒業し、高校野球の強豪東北高(仙台市)に進学する。家族を失った。でも夢が見つかった。つらい日々だったが、野球と向き合うことで助けられた自分の未来が開けると信じた。高台を目指して走ったあの日から7年、真っすぐに歩む。

11日、父倫愛(みちやす)さん(43)、祖母ヨシ子さん(71)と一緒に市内の寺を墓参し、東北高への進学を改めて報告。午後2時46分に大槌町内の寺で黙とうをささげた。「自分で行くと決めたことを、きっと喜んでくれたはず」とうなずいた。

3年生になると、倫愛さんの知人が「元気を出して」と地元の少年野球チームに誘ってくれた。夢中で野球に打ち込み、仲間と過ごす中で少しずつ気持ちが明るくなった。

釜石東中に進学後は硬式野球の釜石ボーイズで監督を務める倫愛さんの下、捕手として成長。「続けるなら強い学校で」と考え、昨年10月に甲子園の常連校、東北高に体験入学して受験を決め、1月の推薦入試で合格した。目標は東北勢初の甲子園優勝、そしてプロ野球選手になることだ。

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