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羊羹の箱にファンタジー 舛田さんデザイン

  • 2017-04-18 05:00:26






会津若松市の和菓子の老舗「長門屋」の新製品「羊羹(ようかん)ファンタジア」の包装箱に、郡山市の日本画家・舛田玲香さん(28)=浪江町出身=の絵がデザインされ、話題を集めている。
 書き下ろし作品で、羽ばたく鳥や月の満ち欠けを表現した菓子に合わせ、鳥と月、色鮮やかな花々などをあしらった。ファンタジーの世界を表現している。
 昨年9月、東京都で開かれた合同展示会がきっかけとなった。来場した長門屋の鈴木哲也社長(43)と鈴木静副社長(35)が斬新な舛田さんの作品に魅せられ、協力を依頼した。人は「福島の思いが詰まった商品ができた。箱のデザインが中身への期待感につながるはず」と感謝している。
 舛田さんは大学で日本画を専攻。卒業直前に東日本大震災が起きた。卒業後は芸術から離れたが、震災により夢半ばで多くの人が命を落とした現状から、やりたいことをやろうと再び筆を執った。「見た人に元気になってほしい。日本画を身近に感じてもらいたい」と願っている。
   ◇   ◇
 羊羹ファンタジアは切るたびに絵柄が変化するのが特徴。県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの協力で完成した複雑な造形の割型を使った。
 3500円(税込み)で、市内川原町の本店と七日町の七日町店、インターネットで販売している。
 問い合わせは長門屋本店 電話0242(27)1358へ。
 同社は福島民報社の第2回ふくしま経済・産業・ものづくり賞(ふくしま産業賞)で特別賞に選ばれた。
写真=舛田さんが描いた羊羹ファンタジアの包装箱のデザイン(奥)=
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